2025.05.13
三好市
文化
自然
大歩危・祖谷(三好市)周辺

有瀬集落でお茶の手摘み体験 🍵

お茶好きの人はいますか?
5月茶摘みの季節ということで、今日は、にし阿波地域で最も美味しく自然な山茶を生産している有瀬、平松農園でのお茶摘み体験について少しお話したいと思います。

 

三好市祖谷地域は、山の斜面に張り付くように集落が点在していることで知られています。この地域の急斜面での農業は、独自の文化であり、世界農業遺産にも認定されています。

「有瀬(あるせ)」という小さな集落は、徳島県と高知県の県境、深い山あいに位置し、眼下にはエメラルド色に輝く吉野川が流れ、山の斜面には青々とした茶畑が広がっています。

 

 

平松さん夫妻はここ有瀬でお茶を栽培しており、毎年収穫期には年に一度、茶畑を開放して茶摘み体験をさせてくれます!
地域の皆さんもとても温かくフレンドリーで、訪れる人を歓迎してくれるので、初めての方も大丈夫!

 

摘むのは『一芯二葉』と呼ばれる、新芽の先端から二枚の葉の付いた部分です。

 

緑の茶葉の中でも黄緑の新芽を探して、ひたすら目と手を動かします。

毎日パソコンとスマホの画面を眺めている目に、茶葉の緑は癒しですね🍃

 

 

途中、平松さん達がお茶を淹れてくれて一休み🍵

あんこを包んだ蒸しパンとお茶を片手に眺める茶畑と山間の景色の綺麗こと綺麗こと。

 

さあもうひと踏ん張り!

傾斜地の農作業がどれだけ大変かというのは、実際に体験してみると身をもって感じることができます。
有瀬の茶畑も切り立った斜面にあり、足元に気をつけないと、移動中に足を滑らせて転げ落ちそう。斜面とは立ってるだけでもこんなに足の筋肉を使うとは、祖谷に暮らす人々は足腰が強いわけですね。

 

平松さんたちがお昼まで用意してくれており、みんなで美味しく頂きました。一緒に淹れてくれた「やぶきた」というお茶がまた美味🍵!

大歩危の歩危マートや徳島市沖洲のなっとく市で、平松さんのお茶が購入できるとのこと。

パッケージには「かずら橋茶」と書かれているそう。探しにいかねば!

 

摘んだ茶葉は、近くの小屋で大切に保管されます。
小屋に入った瞬間、新鮮な茶葉の匂いが香ってきます。
収穫した茶葉を蒸し、揉み、乾燥させ、美味しいお茶が出来上がります。
お茶の製造過程で、茶葉は大幅に縮小され、収穫したたくさんの茶葉は加工されると数グラムほどにしかなりません。

 

 

機械のほうが早くて効率的ですが、手摘みなら、柔らかい新芽と乾燥した古い葉も見分けやすく、機械では一緒に摘んでしまう雑草や虫も避けやすいのです。

お茶ができるまでの手間と、それを乗り越えて作られる一杯の味の尊さを、改めて感じさせられますね。平松さん、そしてお茶農家さんに心から感謝です💚

 

みなさん、お茶は好きですか?茶摘みにも興味が湧いてきましたか?

興味がでたぞという方いましたら、来年、平松農園の年に一度の茶摘み体験にぜひ一緒に行きましょう!

日程は、茶葉の状態や天気によって決めるそうなので、また近くなったら知らせて頂けるとのこと。楽しみに待ちましょう!