祖谷街道の一番の難所といわれ、その昔は旅人や子どもたちが度胸試しをしたといわれています。今は200mの断崖に、小便小僧の像が立っており、絶景を楽しむことができます。
エメラルドグリーンに輝く水面と白い岩肌、また天に向かってそそり立つ岩壁を、春は新緑、秋は紅葉に彩る。大歩危の下流3kmが小歩危と呼ばれる。 悠久の年月をかけて削られた岩肌を間近に感じることができる、他に類をみない名所です。
結晶片岩が水蝕されてできた谿谷は、大理石の彫刻がそそりたっているかのようで、春は桜、秋は一面の紅葉が清流に色を添えスリル満点の舟下りが楽しめる。大歩危の下流約3㎞が小歩危。大歩危より構えは小さいが、奇岩怪石の妙と小歩危砂岩片岩と称される岩肌の美しさは、大歩危片岩に劣らない魅力をもっている。四季折々V字に切り立った大歩危峡の峡谷美を川の上からゆったり堪能することができます。
民謡「祖谷の粉ひき節」にも歌われるかずら橋は、平家一族が追っ手から逃れるために、いつでも切り離せるようにと、シラクチカズラという植物で造ったといわれています。日本三大奇橋といわれており、今では、3年に一度、安全に架け替えられているが、10数メートル下の渓流を望めるので、何とも言えないスリルを味わうことができます。国・県指定重要有形民俗文化財。
地域が妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する児啼爺(コナキジジイ)の故郷であることから、「妖怪屋敷」では地元の妖怪伝承を紹介しており、地元住民が手作りで製作した多くの妖怪人形などを展示しています。
平家の資料や遺品を展示している、安徳帝の御典医、堀川内記の子孫代々の屋敷です。堀川内記は、平家滅亡の折に一族とともに入山し、薬草の豊富な祖谷の地で、医業と神官を務めました。 庭には、樹齢800年の老樹がそびえ、江戸時代の民家をそのまま保存した館内には、鎧・旗・古文書・生活用具などが展示されています。