剣山 例祭・御神輿渡御祭(れいさい・おみこしとぎょさい)
西日本で2番目に高い霊峰・剣山(標高1,955m)の山頂にて、長い歴史を持つ神聖な神事「例祭・御神輿渡御祭」が執り行われます。
この祭りでは、須佐之男命と安徳天皇をお祀りしたご神体が神輿に乗せられ、山頂一帯を巡ります。白装束に身を包んだ約100名の担ぎ手たちが、急斜面に広がるクマザサの中を一列となって進む様子は、まさに圧巻の光景です。
標高約2,000メートル、雲に手が届きそうな神域で行われるこの荘厳な神事は、時代を超えて受け継がれてきた信仰と自然への敬意を、静かに、そして力強く伝えてくれます。
また、例大祭では「一日修行体験」として、神輿を担ぐ体験への参加も募集されています。澄んだ空気と神聖な雰囲気の中、心身を整え、古から続く神事の一端に触れる貴重な一日をぜひご体験ください。